2017年の12月12日にアリババの子会社で生活サービスのプラットホームを提供しているKoubei(中国語:口碑)がダブル12(中国語:双12)を開催した。
ダブル12とは、アリババのティモール(中国語:天猫)が主催する中国最大のネットショッピングイベントのダブル11(11月11日)と似た購買促進活動である。
ダブル11とダブル12は同じ?
だが、どちらもアリババグループで開催されているが、実はダブル12とダブル11は類似していない。
ダブル11は、ティモールがメインで、ブランド品などネットショッピングが中心であるが、
ダブル12はアリババ子会社の口碑がメインで、タオバオやオフラインの実店舗などで特典サービスを活用し割引や値下げをして購買促進を図ることが中心となっている。
今回のダブル12は、世界16カ国から出店し、スターバックス、haidilao(中国語:海底捞*火鍋料理店)、KFC、ピザハット、盒马鲜生(hemaxiansheng)、カルフール(*フランスの大型スーパー)、ファミリーマート等100万店もの店舖が参入していた。
また、注目すべきところは、レジャー施設、美容クリニック、スポーツジム、ガソリンスタンドなどサービス業も対象となっていた。
更に地下鉄などの公共機関やシェアリング自転車やタクシーなども含まれた。
特典サービス
特典サービスの形として、PC版もしくはモバイル版口碑を通してアリペイ(中国語:支付宝)もしくは口碑専用電子決済で支払いをして商品を購入すれば、割引券や商品券がもらえたり、無条件に値段が安くなることもあった。
比較すると、モバイルアプリを使用した方がお得であった。
例えば、スターバックスでは二杯64元のコーヒーが、当日限定金額+モバイルアプリによるショッピングで25元の驚愕の値段になったり、あるスーパーでは100元の商品が同じように25元の値段となっていた。
そういったことで、一時AppleのApp Storeで無料アプリダウンロードランキングの首位となった。
今回のダブル12のデータ
発表されたデータによると、中国国内では上海、武漢、杭州の順に消費者の割合が高かったようだ。
また、ダブル12で購入された商品やサービスはその日だけで2.43億件にも上り、2016年と比べて38%増加した。例年に比べて若い年齢層が多く、約2800万人の消費者の中で22歳以下のユーザーの取引が30%以上を占めていという。
これが表すことは、このダブル12は中高年よりも、若者の消費が比較的多い傾向だと言う事だ。
口碑の関係者は、「今回のダブル12は21歳以下のユーザーが目立って多かったことは驚く事ではない。現在トレンドなブランドが増え続けていて、若者の注目が集まっている。彼らはネットやアプリにてお得な情報やクーポンを取得し、それを実際に店舗やオンラインショップなどで使用することは、今の若者の消費習慣にマッチしているようだ。」と語った。
この記事はチャイナテックメディアが以下の参考資料をもとに、翻訳・修正・加筆をしたものです。
双12成了年轻人的主战场 95后用户超三成