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アリババ(Alibaba)

【Analysis】アリババ・グループについての概要

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最近、ニュースなどで話題になることの多いアリババ・グループ(阿里巴巴集团)。

しかし、アリババグループが実際に手がけている事業は何なのかを理解している人は少ないのではないでしょうか?

そこで、今回はアリババについて書いていきます。

 

アリババグループとは?

中国名は、阿里巴巴集团(アリババジートゥアン)。

英語名は、Alibaba Groupです。

アリババグループとは、中国浙江省杭州市にある会社の名前です。

アリババグループには7つの事業体があり、それらの事業の持ち株会社の名前をアリババグループと言います。

アリババは1999年にアリババコムという企業間のマッチングサイトサービスを提供。

その後、タオバオや中国ヤフーなどを設立・買収をして事業を爆発的に拡大させていきました。

 

主なサービス

アリババグループには7つの事業があります。以下の通りです。

アリババ国際サイト

世界向けのB2Bサイトであり、世界中の製造業者と販売業者をつなげるマッチングサイト。製品を持った企業がページを掲載して、世界のバイヤーへ商品を紹介する。そして、新たな販売先を探すことができる。

アリババ中国サイト

こちらは中国国内向けのB2Bサイトであり、中国の中小製造企業と販売業者をつなげるマッチングサイト。

天猫(Tモール)

中国国内個人向けの電子商取引のB2Cサイト、アリペイ(支付宝)を使って取引をするため、11月11日のセールがとても有名。ユーザが出品者に対して評価をできる。ナイキなどの有名企業が出店している。

アリババ中国輸入サイト(日本サイト)

2008年に始まる。日中貿易B2B、中国と日本の業者をつなげるマッチングサイト。日本語から中国語への翻訳サービスなどもある。

タオバオ(淘宝)

2003年に始まる。アジア最大の電子商取引のサイト。中国での消費者向け電子商取引のシェアは圧倒的である。

アリペイ(支付宝)

2004年に設立、中国消費者向けのオンライン決済サービス。会員数は3億人以上で公共料金などの支払いもできる。

アリババクラウドコンピューティング(阿里云)

クラウドコンピューティングサービスを提供するために2009年に設立。

 

アリババの特徴は?

アリババの特徴をまとめると以下の通りです。

 

規模がめちゃくちゃでかい

楽天、Amazon、eBay、アリババの商品取引高を比較してみると規模の大きさが分かります。

2014年1月から3月の取引高は、

eBayは1兆6186億円。

楽天は5033億円。

AmazonとeBayの取引高を足してもアリババには届きません。

アリババの取引高は楽天の約13倍の6兆8800億円(1元16円で換算)

この数字だけで規模が桁違いなのがわかるはずです。

 

中小企業のためを思って事業を展開している

スモールビジネスを助けるようなサービスを展開している。

中国の中小企業がアリババのサービスを利用して、世界に向けて商品を販売できるようになりました。

大企業を相手にした事業ではなく、中小企業を相手にして、中小企業が儲けられるようなサービス展開を目的としている。

 

収益の上げ方

アリババの収益の上げ方は、Amazonとは異なっている。

Amazonは出品者の販売手数料や出店料、顧客が申し込む各種サービスから利益を出しているが、アリババは広告収入と有料のプレミアムサービス、売買手数料から主な収益を出している。

つまり、Amazonは販売者と購入者の両方から低価格の収益を取っている。それに比べて、アリババは、販売者と購入者、広告収入から収入を上げている。

 

まとめ

アリババグループはスモールビジネスの悩みを解決した一つのプラットフォームと言える。

ネット通販における詐欺や不良品などが届いた場合の悩みをアリペイ(支付宝)で解決し、大企業ではなく中小企業を相手にすることで、爆発的な成長を遂げました。

何といっても、アリババグループの規模感は世界でも群を抜いています。

現在まで中国国内で電子取引が浸透したのは、アリババグループの功績ともいえます。

上位の大きな企業が動くよりも、下位の小さな企業が少し動いただけでここまでの規模感がです。

中国の市場の大きさに驚くとともに、今後は小さな企業とシェアを取られた大きな企業との競争が激化していくという流れになるような気がしました。

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