タオバオマーケット(以下タオバオ)CtoCのECサイトです。CtoCなので個人で運営でき、更に中国語ができれば日本人でも運営することができるのです。今回は最新版の外国人向けタオバオの開店の過程を紹介します。
タオバオ出店の全体的な流れは以下のようになっています。
①事前に準備するもの
- 中国の携帯番号
中国の電話番号(SIMカード)が必要です。本人と使用する媒体との認証をするために必要とされます。
- アリペイの登録
事前にアリペイ(中国語:支付宝)の登録が必要です。外国人向けアリペイの事前登録方法は別記事で紹介します。
- タオバオappをダウンロード
本人認証で必要となります。
- 中国の銀行口座
中国の銀行口座を開設する必要があります。アリペイとリンクさせ、電子決済後に銀口座にお金が自動で送られます。この作業をしなければ、現金として引き出すことができません。
②タオバオアカウント登録
タオバオHPに入ります。
■の‘‘注册‘‘(アカウント登録)をクリックします。
規約に同意する。
携帯電話番号を入力します。
*日本の電話番号でもアカウント登録できますが、出店はできないので出店の目的であれば中国の携帯番号が適切でしょう。
電話番号入力後、
■の矢印ボタンを右にスライドします。
そして、‘‘下一步‘‘をクリックして次に進みます。
■の中に希望のパスワードを入力します。確認用で合計二回入力します。
■にはアカウント名を入力します。
入力後‘‘提交‘‘をクリックします。
最後に規約に同意し、アカウントの登録が完了になります。
③タオバオログイン
まずはタオバオHPに入ります。 https://www.taobao.com/
右上の ■ ‘‘登录‘‘(ログイン)をクリックします。
先ほど登録した、
アカウントID、パスワードを入力し‘‘登录‘‘をクリックします。
*スマートフォンでタオバオのアプリを起動し、QRコードを読みこみログインすることも可能です。
④出店申請
■‘‘卖家中心‘‘をクリックします。
すると、タグが出てくるので□の‘‘免费开店‘‘をクリックします。
*出店申請には基本的に、1出店の形式の選択 →2規約に同意→ 3出店申請の認証の過程があります。しかし、日本人の場合、個人の出店のみ許可されているので‘‘出店形式の選択‘‘はスキップされます。出店形式は自動的に個人出店扱いとなります。
規約に同意すると出店申請の認証に進みます。
出店申請の認証は‘‘アリペイの認証‘‘と‘‘タオバオ出店認証‘‘の2つのステップがあります。
*ですが、アリペイのアカウントを登録していれば自動で認証されます。アリペイの認証の過程はスキップされます。
ですので、‘‘タオバオ出店認証‘‘に進みます。
‘‘立即认证‘‘をクリックします。
*外国人の認証方法は中国人の認証方法と異なります。勿論ご紹介しているのは外国人用の認証方法です。
*外国人(日本人)はスマートフォンでappタオバオを使用し認証作業を行います。
≪スマホapp≫
1.タオバオappを起動
2.左上の‘‘扫一扫‘‘をタップして、webサイトに表示されているQRコードを読み取ります。
3.アリババの本人認証ページに自動で移ります。
4.(a)‘‘开始认证‘‘をタップします。
5.(b)‘‘点击验证‘‘をタップします。
6.(c)本人確認のために自分の顔を撮影します。中央の円の中に自分の顔が入るようにピントを合わせます。
7.(d)同じく本人確認のために次はパスポートを撮影します。‘‘立即拍照‘‘をタップし写真を撮ります。
出店申請は以上になります。
後は、タオバオからの申請許可が出るまで待ちます。
*午前中に申請すればその日に申請許可がおります。
⑤出店申請許可の確認
≪webサイト内≫
申請の許可がでると■中の‘‘タオバオ出店認証‘‘が‘‘済‘‘の表記に変わります。
次に、■の‘‘外国用户‘‘にチェックをします。
*初めは‘‘中国大陆‘‘にチェックが入っています。
その後‘‘下一步‘‘をクリックします。
この画面が表示されれば、出店の工程が完了したことになります。
さいごに
以上、出店の工程を紹介してきました。
タオバオ(タオバオマーケット)は出店申請は厳格なものではないので、誰でも出店できるのが大きな特徴です。しかし、出店するには①事前準備で紹介した通り、訪中し条件をそろえる必要があります。それと、中国語以外に英語表記しかないため出店できたのはいいのですが、運営していくことが困難となる問題もあります。
そのような言語の問題や訪中ができず事前準備ができない日本人向け日本企業向けに、タオバオの出店代行のサービスを行っている企業も存在します。
*この記事は2018年7月に作成しました。タオバオの出店方法はしばしばアップグレードされているので、上記と工程が変わっていることもあります。なお、出店後の工程やノウハウなどは別記事で紹介します。