目次
背景
11月2日アリババはアメリカ市場が開く前に最新の四半期財務報告を発表した。
それによると、2017年第三四半期でアリババはまた記録を打ち破ることとなった。
全体の営業収入は、
551.22億元(約9258.8億円)を到達し、前年同期と比べて61%増加した。
この増加スピードはアメリカ市場にアリババが上場して以来最高となった。
また、純利益は230.18億元(約3865.6億円)で前年同期と比べて154%増加した。
結果、営業収入と純利益からアリババは今期大幅に前期の市場予想を遙かに超えたのである。
このデータによりアリババに自信を持たらしたようで、
すぐさま2018年の全体成長増加率は以前の45%―49%から49%―53%まで調整された。
なぜアリババは今期このように大きく突出したのか?どのような動向に注意する必要があるのか?
などの疑問をLeiphone(中国語:雷锋网)は
アリババの今期と以前の財務報告を基に、グラフ化し動向を分析している。
分析
全体の営業利益と純利益とユーザー
今期のアリババは営業収入と純利益で目覚ましい業績を出すことができているわけは、
実は、この前の第二三回半期のデータと関係が非常にある。
去年第四期の始業収入は急騰した。
今年二期前の緩やかな安定した動向は、今期または次期に良い基盤を固めることとなるだろう。
この基盤は、三つの別のデータを基に証明することができる。
先ず‘アクティブユーザー‘について述べる。
国内ECサービスは全体的に見てアリババの最も重要なサービスである。
だから、このサービスの中の消費者数は自然とサービスの盛衰に左右されることが多い。
今期はこの重要な指標は増加動向を保ち続けている。
ユーザーは4.48億人に達し、さらに増加率の方面は上がり返している。
国内のネットユーザーは結局のところ有限であり、
かつ‘アクティブユーザー ‘もすでに中国のネットユーザー数に徐々に接近しているので、
必然的に今後の増加動向は緩くなるだろう。
二つ目のデータはモバイル版についてである。
今期のアリババのモバイルでの月間利用ユーザ(MAUs)も増加し続けている。
5.49億人到達した。
年度活性のあるユーザーを比較すると、
これらはMAUsの動向に対し更に良い理解ができる。
同様に下降の動向が続いているが、数期前と比べて、増加率の下降の幅も2-4%と抑えている。
最後に重要な指標に焦点を当てるのはクラウドコンピューターサービスである。
以前SEC(アメリカ中国証券監督管理委員会)に提出した四期半の財務報告の公表によると、
アリババは今現在の有料クラウドコンピューターサービスのユーザー数を数値化することができた。
しかし、現在公開されている今期の財務報告の資料の中で、未だに尚この点に言及されていない。
Leiphoneもアリババに対し役員がこのことについてコンサルティングを行っているが、
その回答を認知するにはSEO正式公表ファイルを待たなければならない。
ということで、クラウドコンピューターサービスについての分析も後述する。
サービス別 営業利益状況
全体分析を終えたので、アリババのサービス別データから分析してみよう。
このグラフから明確に見てとることができるであろう。
今期アリババの営業利益でのメインとなって支えたものはやはりECサービスである。
その中で国内外を含むネットショッピングのECサービスである。
さらに折れ線グラフから見てみれば、
EC、クラウドコンピューター、デジタルメディア、イノベーション措置などの
四つのプラットホームが今期の中で比較的大きく上がった。
純利益にシフトしてみる。
すべてのサービスの中で唯一ECだけが純利益での上がりを実現している。
他にいくつかのサービスはまだ純利益となるまで成熟していない。
しかし明確に今期の損失があるサービスは数期前よりも損失が小さくなっているのが分かる。
アリババ全体のサービス発展の角度から見てみれば、現時点で多少の損失はあっても問題はない。
メインであるECサービス
全くもって当然だが、やはりECサービスはアリババの大黒柱の役割を果たす。
今期の中でECサービスは464億元(約7795億円)の営業収入と
264億元(約4435億円)の純利益に貢献した。
同時に両者は去年同期と比べると、
増幅があり、さらに純利益は65%上がって、全体の動向は非常に良くなった。
上の文でECサービスの中の‘アクティブユーザー ‘について述べた。
丁度そのユーザー動きや売買はアリババ全体を支えていると言える。
もし、私たちは国内オンラインネットショップの売上額は‘アクティブユーザー‘を除いて見れば、
私たちは一つユーザー支出範囲を参考に供することができる。
これは、はっきりと今現在まで人々の消費は絶えず上がっているのが分かる。
これから、この先アリババは新しいユーザーが次第に少なくなる問題の中でも
バランスがとれる見込みがあると判断できる。
未来を支えるクラウドコンピューターサービス
多くのサービスの中で増加率が最も大きいのは、
将来期待を寄せられているクラウコンピュータードサービスである。
今期クラウドコンピュータサービスは9.75億元の営業収入を実現させ、
純利益はまだ出ていないが、ここ最近は今期最低値であった。
最近の五期分の財務報告と前年同期の増加率を見てみると、
明確にクラウドコンピュータの高速成長を見て取ることができる。
そして、アリババは有料利用のユーザー数が大きく増加している。
同時に彼らは、有料利用ユーザーに対して
更に違う商品を開発していくことを重視しているようだ。
この動向から、私たちは次の数期で、
初めてアリババのクラウドコンピューターサービスが純利益になる可能性が大いにあると見ている。
その他のサービス
アリババは四つのサービスをメインとしていると述べた。
上記のECサービスとクラウドコンピューターサービスの分析後、
簡単にだが、グラフを用いて‘デジタルメディア‘と‘イノベーション措置‘の
二つのサービスをグラフ化にしてみた。
しかし、この二サービスはなかなか厳しい状況に置かれているのが明確に見える。
見解
アリババは今回好調な財務報告となった。
初めて最低限度の純利益が出ていて、
同時にアリババは最近AIや物流などの新分野についても、
徐々にアリババの特異を露出しながら展開している。
将来ECサービスがより発展して飽和状態になった時、
これらの戦略とその展開はアリババに直にチャンスを掴み取ることができるであろう。
この記事はチャイナテックメディアが以下の参考資料をもとに、翻訳・修正・加筆をしたものです。
《雷锋网讯-引用 2017.11.03-投稿 1元=16.8円換算》