高徳地図のレポートによると、全国の渋滞は緩和されている。42%の都市では前年と同じ水準で推移。37%の都市では前年よりも下降している。
シェアサイクルを実施されたことにより、車の渋滞が緩和されている。
中国国民の中間層が厚くなり、車の購買意欲が高まっていくと同時に、車の渋滞などの交通問題も発生する。というのが一般的な推測だと思うが、中国では渋滞の数値が前年と同水準もしくは下降している。
それは、単純に一般の方が車を使用している時間が減っているということを意味する。
なぜ、車を使用している時間が減っているのかというと、シェアサイクルを利用する方が増えているからである。
シェアサイクルのニーズは短距離移動で簡易。
車は、長距離に対応しており、なによりも天候に左右されない。ある意味プライベートな空間も提供されているとも考えられる。
以上のように交通分野でもニーズの細分化は進んでいる。
今後、車に関しては運転をしたくないけど移動したいといったニーズを満たす必要がある、シェアサイクルは乗り心地、運動したい、というニーズを満たす方向にも移動が可能である。
他方で、1人ひとりにデータが紐付けることさえ出来れば、自転車の移動データでさえ、個人やセグメントを定義する道具になり、リアルを数値化する道具にもなり得るので、かなり有用ではないだろうか。
この記事はチャイナテックメディアが以下の参考資料をもとに翻訳・修正・加筆をしたものです。
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