BUY+とは?
BUY+サービス
2016年11月タオバオにてVRでオンラインショッピングができるBUY+のサービスが正式に始まりました。
スマホをディスプレイに使うモバイル型VRヘッドセットと併用しピントを合わせて360°バーチャル体験ができる形式と、VRヘッドセット無しでも全体像でショッピングを楽しめる形式のどちらか二種類を選択することができます。勿論VRヘッドセットを使った方が、実物大のサイズ、カラー、実物さながらの質感等を体感できます。
このサービスにより実際にお店に行ってショッピングをしているような体験ができ、家にいながらもお店でのショッピングを楽んだ感覚を味わうことができます。
アリババがリリース
このVRショッピングBUY+はショッピングサイトタオバオ、中国のモバイル決済の70%を占めるサービスAlipay(支付宝)などを運営する大手アリババグループ(阿里巴巴)がリリースしました。中国国内でトップシェアを占めるAlipayがもつユーザーはBUY+の潜在的ユーザーと考えられるので中国におけるVRショッピング市場できわめて有利なポジションにいることは明白であるといわれています。
アリババは事前に公式ウェイボ(微博=中国SNS)やtwitterなどトレーラー動画等を用いて告知をしており、その他にもイベントやフェアなどでサービスの体験ができる機会も設けています。
二種類の形式
BUY+開発の際、技術以外にもユーザーに対して考慮し、改良し続けてきました。2016年7月に初めてリリースされたデモは、PC用のVRヘッドセットや3Dモデルを使用した為、利用できる消費者が非常に少なかったですが、11月に登場したBUY+にはCardboard(ダンボール製の簡易VRヘッドセット)と360°パノラマビデオを統合したモデルが採用されました。そして、VR機器が無くても使用できるように二種類の形式を採用しました。必ずVRヘッドセットを購入しなくてもいいので、より広く普及させることができるでしょう。
今後にも期待
BUY+のサービスは商品を確認した上で、商品を購入するので、インターネットショッピングの返品率が下がることが期待されています。
現時点でBUY+により商品を見ることは可能になりましたので、新たに触覚の感知機能の搭載について期待するところでしょう!
さらに、BUY+がVR市場にどのような影響を及ぼすのかにも大注目です!
BUY+でのショッピングの流れ
今回、VRショッピングサービスBUY+で商品を購入するために必要な使用方法を教示していきたいと思います。
先ずタオバオか天猫(Tモール)のアカウントに入り、 “双11主会场” を選択後、 “VR購物首発” に入ります。
以後の流れは下記の通りです。
BUY+でのVRショッピングの流れ
1.使用の前に
使用の前にいくつかの確認があります。それは、スクリーンが大きいほど認識率も上がり、体験の効果も上がるということです。指示によってスマートフォンを横向きに持ちなおし横画面にします。イヤホンを付ければ更により良い体験が得られます
2.形式の選択
初めて使用する場合は二種類の形式から選択をします。
<VR形式>:
スマートフォンをVRヘッドセットとセッティングすることで、上下左右頭を動かして新世界を探索するような体験ができる
<全体像形式>:
VRの設置は必要なく、360°の全体像で体験でき、スマートフォンを動かすか、画面を指でタップフリックし場面を動かしていく
3.店舗を選ぶ
先ずVRによる仮想部屋が表示されます。その仮想部屋にある壁の写真がそれぞれショッピング可能な店舗として表示されています。
<VR形式>壁の写真に3秒間視点を合わせる
<全体像形式>場面を動かして写真をタップ
4.店舗の中を移動できる
<VR形式>地面に出ている矢印に視点を合わる
<全体像形式>ロングタップをする
5.商品を知る
青色のポイントは購入できる商品です。
<VR形式>目線を青いポイントに1秒間視点を合わせる
<全体像形式>青い点をタップする
そうすることで商品を手に取ることができ、商品の情報を知ることができます。
6.360°から商品を見る
<VR形式>自分が見たい場所に視点を合わせる
<全体像形式>左右に場面を動かす操作ボタンをタップする
7.店舗を選ぶ画面に戻るには
<VR形式>下の方向に視点を合わせると地面にメニューが浮かび上がってくるので、そこからホーム表示を見つめる
8.決済画面
<VR形式>
決済はアリペイ(支付宝)VRpay(BUY+ショッピング限定の決済システム)で支払うことになる。もしパスワード入力が必要な設定にしていれば、ピントを数字に合わせ、その上にあるパスワードを選択し支払い完了となる
一先ずBUY+使用の流れについての動画を見ましょう↓↓